SHELF 2
TOPWRITING DEPOT

少し長めの文章でふと思ったことを書きなぐる気がする。



BOX 2-1


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好きだとか嫌いだとか、恋情での付き合いの定義がいまいちわからない。 正確には、自分がどう思っているのかが分析できない。 大切って思う人はいる。その人と付き合いたいって思う。 だけど付き合う、ってことの実質的な行動と、定義の違いは? 時々会って、ごはんに行ったりお出かけしてお買い物したり、一緒の時間を過ごす。 それはとてもとてもうれしくてたのしい時間だけど、じゃあ、友人として過ごすのと何が違う? 付き合う前と、その後で、実質的な何かが違うのか。 恋人同士のしぐさだとかそういうことができるかどうかって大きいかもしれない。 だけど、世の中、恋人同士でなくても、そういう行動ができる人もいる。 人と付き合う、ってことの意味の重さが、きっと違う人同士だとそのあたり困るんだろう。 自分ではわりとそのあたり、ライトにできてる方だと思ってる。 あまりしつこく、人と付き合う、ってことに重みを置いてない。 相手とその時間を過ごすこと、それにすごく意味があるから、 形はきっと名前になってあとから作ることができるんだろう。 ・・・恋い焦がれた相手でないなら、きっとそうなるんだ。 そんな自分の性格を無意識に察知していると、事態がややこしい。 相手が同じくらいライトに付き合う、ってことを考えていたら。 「自分と同じだから楽な付き合い方ができる」って思うかもしれない。 だけど、本当に恋い焦がれてどうしようもない相手だったら。 「自分と同じだから」って割り切れない。 却って「形」が意味を持つんだろう。 付き合いが遊びにならないように。 ふらふらと定まらない気持ちを、どこかに下ろす錨のように。 形に重みができて、「本当」に繋がるように。 だから、それを相手に求めてしまって、困らせるんだ。 すごく、似ているかも知れない人を、困らせるのは忍びないけれど、 きっと似ているってことすら伝わらないんだ。 もどかしいばっかりで、悲しくなるばかりで。 ちゃんと向き合えるときがきたら、今度こそ伝えられる。 きっと、伝えるから。きっと、きっと。
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