雨が降る日、その雨雲
そっと過ぎていく
雲間の陽射し、そして木漏れ日
虹がかかる、足元の水たまり
空気が・・・澄んでいる
溜め息がこの瞬間だけ、
深呼吸に
変わった。
Therefore, I love rainy days ・・・
△
何かを忘れるために
新しい何かを大切にするわけじゃないけれど
・・そんな未来は、嫌いだけど・・・
“ソレダケジャ、
何時カ進メナクナルヨ?”
わかってるけど・・・ わかってるけど・・・
後ろに何もない怖さを知っているから
誰かそこに居て欲しいと
ずっと前を向けるようにと
“言イ訳ガ ウマクナルダケ?”
それでも帰る場所があると
居場所が欲しいと
そこから始まる場所が欲しいと
何処かに帰る場所を・・・
△
何処にいくつもりだったんだろう
その道は長くて、遠くて
何がよくて、いけなくて
知らないまま歩いていた
偽っていた
似合わなかった
それだけで決めてきた?
“違う”と思っては見るけど
その言葉は響かなかった
全部壊すことも、否定することも もう
心には響かない
こんな気持ちのままじゃ
何処にもいけないと
思いながら歩いてきた
・・・道は、後ろにできていた
少しくらい揺れても、
そこに道があった
あてもなく道が続いていく
地図がないまま振り返って
似合わなくても
偽りだけはないように
少しだけ信じてみるのも、いい・・・
△
ほんのちょっぴりの倖せ。
こんなに悲しいのに哀しいのに
寂しいのに、淋しいのに?
今、
ずっと、生まれたときから
そしてきっとこれからもずっと、ずっと。
あなたと同じ世界に、地球に、
生きてる。・・・生きてる。
その倖せは、
あなたが教えた切なさよりも
ほんのちょっぴり大きい。
・・・切なさがあるから、余計に?
宇宙的幸福を、感じていますか・・・・・・?
△
私たちは地球で出会いました
みんな地球で生きてきました
偶然なんて思わない
地球地球に思い出が染みたぶん
運命なんて思わない
決まった生き方とは思えない
地球で出会って生きてきたこと
みんな同じ地球に在ること
そしてこれからもずっと、ずっと
地球で生きている、還っていく
そんな仕合せを、
同じ仕合せを地球から始めていく
それは今が一歩目だと
やっと今が一歩目だと・・・
出逢いは
一歩目だと。
宇宙的幸福を、感じていますか・・・・・・?
△
あとになって知るんだろう
時間が刻まれるたびに やっと
二度と戻れない時間を
時間の早さも
そして あの時間を過ごしたことだけは
だから永遠だと
どんないい時間を過ごしたのか
みんなでいい時間を
なんていい時間を過ごしたのか・・・・・・
△
猫が… 夜 鳴く。 泣く。
黒猫が、 …毎夜。
どこから黒くて。 どこも。 夜。
うるさいね。 ほんとうはね…?
だから。
切なげ。 どこかに・・・
▲