砂時計
TOPルネサンスの風




無限の夜を越ゆる影
過去の思い出が今焦る気持ちを 落ち着かせたりできるなら 捨てなくていい 過去があるから、未来をゆける 見上げるあの斜陽が変わらないままに また空を、この手を染めた 想い出したかなしみが今も染みるように すべてを包み込むように それは強く強くあこがれて 祈りを願いのままに内に秘め 求め続ければよかったのか? かなしさのままに 意地を張らずに 誰かを求めれば・・・あのかなしみは そして今独りでいられなくなったのは 誰もいないと気付いたから 見えている確かなものばかり信じられるのは 斜陽が空も手も、身までも、すべてを染めていくから 想い出はいつまでも今にならない 捨てられない過去を開ける鍵はもうない ・・・鍵のない宝箱を開けたくなるのは、なぜ? かなしみを捨てて忘れそうになるから・・・
宝箱を明日に揺蕩たゆた
前ばかりみて歩いていたら 自分がなにか忘れているような 生き方を変えるたびに あの想い出はどこにいくのか かなしみが揺蕩たゆたい・・・どこにいくのか 誰かいなきゃ自分がわからなくて だけど誰かと比較されたくなくて 誰もと同じになるために 笑顔の仮面を作った 毎日を擦り抜けるのにせいいっぱいで 疲れ果てた時 そっと仮面をはずす場所は あの忘れかけた想いと いくらかなしみを湛えても、あの頃だと 誰かの声が聞こえた、あの頃だと 忘れていたのは、宝箱にしまい込まれた 大切な人たちの声 強い願いを忘れ、 願いを願いだと願えるように祈り 願いを求める今は かなしみさえも今も揺蕩たゆたうままに 押し流されぬように ・・・代えられぬ声を手放さぬように
大切なあなたに
他人ひとに・・・簡単に変えられる自分って、 哀しいね・・・愛しいね 小さな人生かも知れなかった そんなに人生歩いてないし だけど、 これだけは譲れない大切なもの ちゃんと、もってるつもりだから 簡単に他人ひとに言われて変えられるほど 単純な人生生きて来たつもりはないよ 生きて来た間にいろんな他人ひとに会って 影響受けて、 そうしてできた思考は知らない間に 影響の枠組みでしかない 本当の「自分」なんて もとは枠組みがないとあり得ないし 他人ひとのもので作り上げてる それでも、 「それなりの自分」生きて来たよね? それは自分だけのものだと 生きて来たことを少しでも誇れたなら 簡単に捨てられないから 譲れないくらい大切な他人ひとたちのこと 小さな人生で出会った忘れられない他人ひとたちのこと・・・
風と青と。
辛くって、さ。 涙流すけど。 大切なこと。 わかってるってことだよね? 伝えたいのは、 君に伝えたい、 知ってほしいのは。 本当の気持ちと心の奥底。 実は自分もわからないような。 突然翼が生えて空を行ける、 そんなことは起こらないから。 人は大人になったような錯覚の中で、 いつまでも繰り返す。 いちばん大切なのは、 本当に大切なものを譲らないように。 譲れないものを伝えられる、 大切な人を。 失わないように・・・